色覚異常? 光の3原色と色の3原色

親知らず抜歯後で、やっぱりちょっとは歯が痛く(食べたり、ハミガキしたりするからかな?)、今日の外来ではちょこちょこ痛み止めを飲みました。
お昼の手術も痛み止めを飲みながらですが、
・白内障手術 7件
・瞳孔形成+抜糸+LRI+結膜弛緩症手術などまとめて 1件
無事に終わりました。

色覚異常?
光の3原色と色の3原色

子供の時に、色の3原色って習いました??
赤と青と黄色をの混ぜ合わせて、いろいろな色が作れるってやつですね。
正式には、赤紫(magenta)、青緑(cyan)、黄色(yellow)を使う場合が多いのですが、青(青緑)や黄色を混ぜると、緑になるってやつですね。

こんな感じ。色の3原色は、絵の具や絵画などで触れ合うせいか身近に感じるのは僕だけでしょうか?混ぜれば混ぜるほど、色が暗くなる特性があり、混ぜるほど光のエネルギーが減少するので、減法混色なんて呼ばれます。3色を混ぜると黒に近づくのですが、図工の時間に、絵具を混ぜるほど茶色や灰色、黒などの暗い色になった覚えがあります。
プリンターなども、色の3原色が基本になっています。(最近は出来るだけ色を細かく再現するために、6色インクなんていうもの流行っていますが)

では、テレビやパソコンのモニターも、同じ色の3原色で出来ているのかというと、ちょっと違うのですよね。
光(発光体)で色を作る場合には、光の3原色というのがあって、
赤(red)、緑(green)、青(blue)の3つの色を組み合わせて、様々な色を作り出します。色の3原色では、色を混ぜるほど暗くなりましたが、光の場合は、色を混ぜるほど明るくなる性質があり、混ぜるほど光のエネルギーが加算されるので、加法混色と呼ばれます。
赤と緑の光を混ぜると、黄色になるのですよね。絵具のイメージだとちょっと想像しにくいのですが・・・。

こんな感じで、赤・緑・青の3色の光を加えると、白を作り出すことができるのです。
テレビや、パソコンのモニター、携帯電話やスマホも光の3原色を使って色を表現しています。
(最近は、液晶テレビでクアトロンなんていう、黄色を加えて4色を使ったタイプも発売され出しましたが、黄色がキレイに光る分、赤・青・緑の明るさは落ちるんですよね。)

なんだか、美術の授業みたいになってしまいましたが、
実は人間の目は、光の3原色と同じで、赤と緑と青を感知する視細胞から出来ています
色覚異常は、この赤・緑・青のうち、一つまたは、2つ、または3つの全てに異常があり、色の感じ方に障害を起こす病態の総称です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です