若手?中堅?

今日は以下の手術を行いました。
・眼瞼下垂症手術 2件
・白内障手術 9件
・緑内障手術(エクスプレスシャント)1件
・網膜硝子体手術(茎離断) 3件
 (網膜中心静脈分枝閉塞症での黄斑浮腫、同じく分枝閉塞症での硝子体出血、増殖糖尿病網膜症+黄斑浮腫)
無事に終わりました。
この春から、緑内障手術でシャントと呼ばれる水の流れ道の役割を果たす、人工のバルブの挿入(インプラント)が、正式に保険診療で認められました。
非常に有用な手段で、当院でもどんどん症例が増えていますが、時間をみてブログに書いていきたいと思います。

それなら今日かけば?と思うでしょうが、
今晩は少しお酒が進んでしまい、難しい話題はちょっとムリ。
日常の日記程度に。
先ほど、大学時代の後輩の先生たちと夕飯を食べたのですが、
みんなそれぞれ頑張っていて、自分の思う医療をやっているようで、安心しました。
下の学年の先生のほうが分野によっては知識があったり、そんな医療をするんだ!なんて、勉強になることもあります。
僕よりも若い先生が頑張っているのを聞くと、嬉しい反面、負けられないぞ!なんて、勉強の意欲に駆られたりもします。他の先生と食事をすると、刺激になってモチベーションがあがります。
僕は自分では働き盛りの若手?中堅?と思っていたのですが、下の世代の先生がどんどん迫ってくると、もう自分を若手。なんて思ってたら変ですよね・・・。

医者はそれぞれ、他の先生との違いを出して「僕はこういう医療をしたい!」と思っている人が多いのではないかと思いますが、
逆に、患者さんは、「眼科なら、どの先生にかかっても同じ医療を受けられる。」と思っている人が多いように思います。病状を説明すると、「他の眼科ではそういう治療があることは聞いていない。」なんて言われることも多々あります。

帰り道に、考えてみたのですが、当院の特徴をいくつかあげると、
?あきらめない。
手術をしても良くはならない。もう末期だし、今更手術をしても視力が0.02とか、わずかにしか残せない場合でも、患者さんが希望するかぎりは最後まで治療をしよう。と思っています。年齢も100才超えていても白内障手術をしますし、90代の患者様の網膜硝子体手術も希望があれば引き受けます。

?黄斑浮腫が大嫌い。
糖尿病や網膜静脈閉塞症などで、黄斑浮腫という病態が起こると、多くは進行性に視力が低下します。黄斑浮腫があっても治療をしない先生も少なくないのですが、未認可の治療ですが、アバスチン(抗VEGF薬)やステロイドの注射、硝子体手術などを積極的に行っています。ちょっとした再発でも、適宜再注射を行っていきますが、当院で管理した浮腫の患者様では、初診時から進行性に視力が低下した人は記憶にないくらいです。(1?2カ月毎に注射をし続けている人も数名いますが、患者さんが希望する限りあきらめないぞ!と。)

その他、いろいろありますが、ちょっと眠くなってしまい、また後日にしたいと。誤字脱字ありそうですが、御勘弁を。

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