加齢黄斑変性症? 原因

土曜日ですが、ちょっと手術の待ち時間が長いので、今日の午後は
・白内障手術(成熟白内障など)3件
・網膜硝子体手術(茎離断・近視性黄斑症)1件
を行いました。少しでも待ち時間を減らして行けるといいなと。
スタッフの皆さんは、本来お休みの時間なのに、いつも協力してくれて、
本当にありがとうございます。
夕方は県外の眼科様に呼んで頂き、硝子体手術を数件。病気の人は沢山いますね。

あまり進んでいませんが、ちょっとづつでも更新します。
加齢黄斑変性症? 原因
誰でも年をとれば、肌のトラブルが増えるのと一緒で、網膜の中心部である黄斑にも、いろいろな変化(変性)が起こります。ツヤツヤがザラザラになったり。
この変性が病的に強い場合を、加齢黄斑変性症と呼ぶことを前回説明しました。

同じ年齢でも、肌が比較的キレイな人、ちょっとシミやシワが多い人など、個人差がありますよね?例えば、漁師さんたちの肌は、紫外線による日焼けや、強い海風によって、多くの方でシミやシワが目だつかと思います。
肌の老化のリスク・原因の一つに、紫外線があげられることは、皆さんが知っているのではないでしょうか?

黄斑の老化も、やはり、進みやすい人、進みにくい人がいて、過度に進む場合を病気として考えるのですが、老化・変性を進みやすくする原因・リスクとしては以下のようなものが知られています。

黄斑変性症のリスク要因
・喫煙(タバコ)
・紫外線
・LED光源などの、青く強い光・レーザー光線
・肥満
・食生活の欧米化、肉食、古い脂質(多価不飽和脂肪酸など)
・男性の方が発症率が高い(タバコや紫外線が多い?)
・遺伝(黄斑変性症を発症しやすい遺伝子が見つかっています。)

と、現在の医学で知られている黄斑変性症リスクを書きだしてみましたが、肌の老化、体の老化にも当てはまるものばかりですよね?

ただ、「私はタバコも吸ってないし、野菜ばかり食べてる。」なんていう、黄斑変性症の患者様もいるかと思います。
上記はリスクの一つであって、「タバコを吸ったから病気になった。」と、決めつけているわけではありません。実際には、遺伝(生まれ持った病気のなりやすさ)に、上記のリスクが様々に絡みあって病気を引き起こします。何か一つの原因のみで病気になるわけではありません。
(お暇な方は以前に書いた、「病気の原因」のブログもご参照ください。)

ただし、特に喫煙(タバコ)が発症率を上昇させることは確かなようなので、既に病気になってしまった人や、身近に黄斑変性症の人がいて心配に思っている人は、禁煙を頑張って頂くのがよろしいかと思います。
タバコは百害あって一利なし!

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