緊急入院:網膜中心動脈分枝閉塞症

第4火曜の午後は、普段は他の病院で非常勤の手術をさせて頂いています。ただし、今回はゴールデンウィーク前とのことで大きな手術はないようです。なんと、平日の午後がお休みに!!とても久しぶりです[:ときめき:]
たまにはゆっくりするのもいいかな。と思いつつも、動かずにはいられない性格なため、幼稚園にお迎えに行って遊びにでかけてしまいました[:子供:]

ただ、そんな中でも午前の外来では緊急入院が1名。
先日(4/23)の網膜中心動脈閉塞症のちょっと軽いタイプで、下半分の血管が詰まってしまった症例です。正確には、枝分かれといった意味を含めて、網膜中心動脈分枝閉塞症と呼びます。

上の方に比べると、下1/3の網膜がやや白っぽくなっています。血液に含まれる赤い成分(赤血球)が少ないために、このように写ります。

造影剤というものを点滴で流して撮影した画像です。下の方の血管は詰まってしまい、血流が途絶えていることが分かります。(黒い線が詰まったしまった血管です。)
本日も、来院後早急に血栓溶解剤の点滴をする事が出来ました。点滴により、脳出血などのリスクがごく僅かですがあるため、数日間の入院をお願いしています。

この間までは網膜剥離の緊急入院ばっかりでしたが、この一週間で動脈閉塞2名、静脈閉塞1名が緊急入院し、血栓溶解療法を行っています。あまりに同じような症例が続くのはちょっと奇妙です・・・。

それにしても、まだ開院1年目ですが、この1年間だけで、5名の動脈閉塞の溶解療法を行っています。大学病院にいたときでさえ年に3人とかだったのに。今日の患者様は行方市の方で、石岡市内の患者様だけではありませんが、あまりに多いかなと。これも奇妙です。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)

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