H26年の治療実績

各方面からお気遣いの連絡頂きました。ありがとうございます。
いろいろご心配をおかけしましたが、ひとまず父の病態を見守っています。

本日29日の手術11件をもって、当院の予定手術は終了となりました。
(通常外来は明日まで、一部の患者様は明後日の大晦日まで診察があります。)

H26年の治療実績を集計しました。
宮井副院長と二人体制になり、手術件数が2000件以上と急激に増えた1年でした。手術総数としては茨城県内では大学病院より多く、水戸市の小沢眼科様に次いで、県内では2番目になるかと思います。
疾患別では、緑内障手術の紹介、糖尿病網膜症や網膜剥離などの硝子体手術の紹介、そして宮井先生の白内障手術が増えました。特に緑内障は1年で2倍以上に増加し、ほとんどの症例で良好な経過が得ることができました。

他院様での出張手術も急激に増え年間で約1000件を執刀しました。これは来年、さらに急増する見込みです。
臨床以外でも、学会発表や講演会・勉強会講師などの発表を、宮井副院長と合わせて9回行いました。(昨年は4回)
また、本年度より石岡市内4校の学校医を担当させて頂くなど、地域医療・公衆衛生としての眼科でも役立てたのではないかと思います。
とても充実した、満足のいく1年でした。
(1回で治らなかった網膜剥離や、硝子体術後の高眼圧症、術後性水疱性角膜症のための紹介など、数名の患者様では100点満点の経過が得られたわけではなく、全ての患者様の経過に満足がいっているわけではありませんが、今後もよりよい成績で治療ができるように研鑽します。)

治療実績(H26年1月?H26年12月)

観血的手術合計 2134件
内訳
・白内障手術 1404件(眼内レンズ交換含む)
・網膜硝子体手術 312件(糖尿病・網膜剥離・眼底出血・黄斑円孔     ・黄斑前膜など)
・緑内障手術 98件
・眼瞼(まぶた)の手術 99件(眼瞼下垂・さかさまつげ・霰粒腫)
・結膜の手術 110件(翼状片・結膜弛緩症)
・涙器の手術 34件(NSチューブ・涙嚢の手術)
・その他の手術 77件(斜視、角膜、レンズ整復、瞳孔形成、眼窩など)

レーザー手術合計 332眼
内訳
・網膜光凝固 156眼(糖尿病・眼底出血などに対するレーザー)
・緑内障レーザー 20眼(SLTレーザー・虹彩切除LI)
・YAGレーザー 156(後発白内障に対するレーザー)

*手術数は基本的に保険診療で請求された件数です。両眼同時手術などは2件と計算しています。 白内障の手術時に、逆さまつ毛や眼瞼下垂の手術を追加で行うことがありますが、それらはカウントしておりません。

抗VEGF薬 硝子体注射 784件加齢黄斑変性症や黄斑浮腫などに対する注射です。ルセンティス・アイリーア・アバスチン)

ステロイド薬 テノン嚢注射 386件(糖尿病や網膜静脈閉塞症などでの黄斑浮腫、ぶどう膜炎などに対する注射です。トリアムシノロン・マキュエイド)

“H26年の治療実績” への2件の返信

  1. 少し早いですが一年お疲れさまでした。
    先生に救われた方いっぱいいらっしゃると思います。
    来年もさらにお忙しいと思いますが
    先生自身のお体にも気をつけて、また多くの患者さんの力になって下さい。

    ひたちの眼科の通院続けています。
    緑内障でまだ眼圧の数値が希望通り下がらず、点眼薬替えたり…
    悩みもしますが、焦らず向き合っていきたいです。

  2. あけましておめでとうございます。
    緑内障点眼薬への反応は個人差が大きく、特に正常眼圧緑内障では、なかなか眼圧が下がらない患者様も少なくありません。
    そのような患者様に、適当に薬を処方し続ける眼科医も存在しうるわけですが、現在は点眼薬の調整中とのことですので、きちんとベースライン眼圧や目標眼圧を定めて、治療を受けられているのだと思います。
    非常に長期のお付き合いが必要になる疾患です。あせらず、安心して治療を受けてくださいね。

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