学会

今回の学会では、普段の診療内容に大きな変化がでるような新しい知識はありませんでした。
以前、OCTと呼ばれる新しい検査の器械が出てきたときや、アバスチンやルセンティスといった薬が出てきたときは、学会場でビックリするようなこともありましたが、最近は大きな新しい変化というものは出てきてはいないようです。

緑内障点眼薬の配合剤(2つの点眼薬を混合したもの;点眼回数を減らせるメリット)は、きちんとした効果があった。との報告が多かったですが、当院でも、ほとんどの患者様がすでに配合剤に変更しております。

乱視用レンズの報告もありましたが、すでに行っています。

他に、最近の硝子体手術は25Gという小さな機械で行うために、傷口を縫わないのですが、傷口からバイ菌が入りやすいとも言われるようになり、手術中に消毒剤をかけるなどの方法で感染のリスクを減らせるとの報告もありました。以前にもご発表されたグループの先生で、当院でも参考にさせて頂き、現在は硝子体はもちろん、白内障手術でも実践しています。今回はきちんとしたデータとして有効であったとのことで、やってて良かったなと。今後も是非続けさせて頂きたいと思います。

また、白内障の手術で、傷を1つ作成する方法と、2つ作成する方法があるのですが、1つの方が術後の惹起乱視が少ないとの報告もありました。当院でも90%以上の患者様で1つの傷での手術(プレチョップ法)を行っていますが、やはりデータとしてみると満足します。(白内障が高度の場合は、カウンタープレチョップ法やフェイコチョップ法と呼ばれる2つの傷で行っています。)
当院でも、データをとって報告していきたいと思いますあ、何しろ忙しく・・・。来年?再来年などに、医師が2名体制になったら積極的に参加したいなと。

硝子体手術の器械で非常に優れた新しいものがそのうち発売になるようです。
最新の器械での手術の方が患者様にも有益と。
とっても高いのですが、とっても欲しいです[:びっくり:]
おねだりしよう。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)

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