疲れました・・・。

今日は、
・白内障手術 6件
・眼瞼腫瘍切除 1件(悪性の疑い)
・翼状片切除術 1件(他院での手術後再発)
・網膜硝子体手術 4件
 内訳・裂孔原性網膜剥離
   ・網膜中心静脈分枝閉塞症に伴う黄斑浮腫
   ・糖尿病網膜症
   ・シリコンオイル抜去(以前の手術の後療法)
みなさん、特に問題なく終わりましたが、ちょっと疲れました・・・[:しょんぼり:]

これから、今日の外来の書類を片付けないと・・・。
今日は午前の外来が64名と多かったです。
パパは遅くなるので、子供たちには寝ていてもらおう。

とはいっても、自分ではじめた事のなので、たまには病気のことを書こう[:見る:]
自分に厳しく、人にやさしく[:グッド:]

翼状片(よくじょうへん)
翼状変は、白目の部分の粘膜(結膜)の組織が、腫瘍性に増大し、黒目(角膜)との境を越えて、黒目のうえに侵入してきてしまう病気です。
小さいものは、放っておいてもかまいませんが、大きくなると視力障害の原因になったり、こすれて痛みなどの原因となるため、大きくなっていく傾向が明らかな場合には治療することが望まれます。
治療法は手術のみで、手術によって切除します。

目薬と注射による局所麻酔で、当院ではほとんどの症例が15分位の手術です。手術は黒目の上のできものを削りとって、出来物は白目の奥の方までつながっているので、出来る限り除去します。
除去した部分は白目(強膜)が露出してしまうので、正常な結膜を周囲から集めたり、別の部分から取ってくるなどして、正常な結膜で強膜を覆えば終了です。
手術は、切ったり縫ったりというもので、白内障の手術に比べるとやや痛みがあり、どうしても血が出ます。眼科では白内障手術を代表に、ほとんど出血しない手術が多いので、出血の多い手術はちょっと嫌いな先生が多いのではないかと思います。
手術の一番の合併症は、翼状変の再発になります。悪い組織が十分に除去できなかったり、正常な粘膜できちんと覆えなかった場合に起こるため、手術は早ければいいとうい部類のものではなく、丁寧に行う事が重要です。

実は、僕も翼状片の手術はあまり好きではなかったのですが、最近はちょっと視点を変えて、「いかにキレイにするか[:花:]」に、こだわるようにしてから、ちょっと楽しめるようになってきました。(美容外科??)
治すのは当たり前、術後のキズが出来るだけ残らないように。という目標で、翼状片の除去のみならず、赤身の強い粘膜の血管を丁寧に除去したり、いろいろ工夫しています。
基本的には遊離弁という、病気と関係のない場所の粘膜を使用して手術をしています。まだ、開院一年なので少ないのは当たりまえですが、一応再発例はゼロです。

本日いらした、63歳女性です。K.t.さん

1月に両眼の翼状片、4月に両眼の白内障手術をしています。かなりキレイになったと。視力も裸眼で運転できます。

昨日いらした64歳男性です。K.I.さん

4月に両眼の翼状片手術です。約2ヶ月ですが、かなりキレイかなと。

本日いらした64歳女性です。A.H.さん


先週6月1日に左目の翼状片手術を行いました。まだ一週間しか経ってないわりにはキレイかなと。今後さらにキレイになっていきます。

特に女性は、赤いのが嫌とかで手術をされる方がおおいので、できるだけご期待に添えるように頑張っていきたいと思います。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)

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