震災後1週間です。病院の状況は普段と変わらないレベルまで回復しています。
今年は予報通り、とにかく花粉が多いようで、初めて発症する人、今までもかかっていたが今年は我慢できない人、たくさんのかたが花粉症で来院されています。
花粉症に関しては当院では、?点眼薬、?内服薬、?点鼻薬、?極度の重傷者には注射を行っています。
?点眼薬には、抗アレルギー作用や、抗ヒスタミン作用などをもつ、比較的副作用の少ないものが、まずは使われます。痒いときだけつけるという方もおられますが、きちんと病気をコントロールしたい場合には、基本的にシーズンを通じて使用していくことが望まれます。花粉症が始まる1?2週間前から季節前投与を行うと、シーズン中の症状を軽減する作用があることも知られています。
程度が強い場合には、ステロイド剤を使用します。ステロイドの強度や使う回数にもよりますが、まれに副作用が起こることがあり、常用する場合には眼科での定期検査が望まれます。
(ステロイドは症状が強い時のみ、たまに使うといった場合に1?2本のみ処方しています。アレルギーが高度で、毎日の投与が必要な人は、初回のみ1ヶ月後に副作用のチェックをします。問題がなければ、来シーズンまでの薬を処方しています。)
その他、鼻炎などの症状に合わせて、内服、点鼻薬などで対応しています。
内服や点鼻薬は、希望により90日分まで処方しています。どの程度の薬が欲しいかなど、前もって希望をお伝え頂けると助かります。(90日出しますか?というと、そんなにいらないよ。という患者様も多いので。)
基本的に花粉症は、治療をしないと失明するといった病気ではありませんので、どこまでしっかり治療するかは患者様の考え方でよいと思います。
かゆみや鼻水が嫌な人は、しっかり治療を。少しくらいは気にしないという人は、気になるときだけ薬を使うというかたも数多くいられます。
現在は、多数の薬が開発され、ほとんどの患者様の症状をコントロールすることが可能になっています。現在、治療を行っているのに、症状が残って我慢しているという患者様がおられれば、ぜひ一度受診してみて下さい。
白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)