点眼薬アレルギー

こんにちは。
午前の外来が55名、午後が20名、お昼休みは白内障手術が7件でした。

点眼薬アレルギー
どの薬もそうですが、絶対に安全な薬というものは存在しません。
どんな薬だって、薬との相性によっては、副作用が起こることがあり得るのです。ちょっとした風邪薬や、ダイエット薬などでも、数百万人に1人などでは命を落とすことがあります。

今日は、午前中に診察をした患者様が、「家に帰ってから目が腫れた。かゆい。」とのことで電話を頂き、先ほど診察すると、検査をした左目が充血し、メヤニが出て、まぶたが腫れていました。
かゆみもあり、検査で使用したミドリンPという薬の成分に対する、点眼薬の急性アレルギーのようです。

眼科では点眼薬を使って、瞳を大きく開いて(散瞳)、眼底検査をすることが多々あります。この患者様は、4月に黄斑円孔という病気の手術をした70歳の患者様で、視力も0.9?1.0程度にまで回復している患者様で、これまでも同様の検査を行っていたのですが、突如アレルギーが出るようになってしまったようです。
花粉症も昨年までなかった人が、急に発症するのと同じで、今まで大丈夫だったから、絶対にないという事はないのです。

薬は、考えられる副作用に比べて、効果が大きいと判断される場合に使われます。実は、点眼薬に対するアレルギーは、それほど珍しいものでなく、毎日外来をやっていれば、時々は起こってしまうことです。ただし、飲み薬などと違って、命にかかわったり、失明するようなことはありえず、今回のように、「かゆみ・充血・メヤニ」などが起こるのみで、基本的には炎症をおさえる目薬で数日で軽快します。
たまには、起こりうる副作用ですが、検査の重要性の方が大きいと考えられるので、一般的には検査・目薬が優先され、起こった場合には治療をしたり、今後は同じ目薬は使わない。という事になります。

重要なのは、何か予想外の症状が出た場合には、その時に診療をした担当医に、すぐに報告することです。今回は、手術も担当させて頂き経過も良好ですので、おそらく僕と、患者様の信頼関係が築かれており、すぐに教えてくれたのだと思います(思いたい)。
問題なのは、何か上手くいかなかった場合に、そのことを報告せずに、すぐに病院や医師を変更してしまうことです。僕たち医師は上手く行かなかったときほど、相談してほしいのです。
使った目薬が相性が悪かった時や、あまり良くならなかった時には、その経験を踏まえて、よりよい治療をしようと頑張ります。それでも駄目なら、さらに違う治療をと。そこが腕の見せ所!
自分の手に負えない場合には、他の専門医の先生に治療を依頼するために、紹介をすることだってあります。
患者様から他の病院を紹介してほしいと言われたら、きちんと経過やデータを記載して、紹介をすることで早く治ってほしいのです。きちんとした医療をやっていると自負があれば、紹介を嫌がるなんて医師は普通いません。むしろ、自分がどんな医療をしているか、ほかのDrに見てほしいものです。
自分の患者様が失明をしてしまったり、上手く治療ができないでいるのは、とっても嫌ですし、責任問題になってしまいますから。
(一般的に、世の中で認められている全ての治療を行っても、どうにもならない病気に関しては、希望がない限り、紹介をすることなどはありませんが)

もう一度。
薬が効かない。治らない。調子が悪い。そんな時は、(そんな時こそ)、出来るだけ教えて下さいね。

今日は、この後、茨城でご開業の先生と食事をします。
最近、いろいろ相談にのっていただく先生が増えていますが、たくさんのDrとお話をすると、様々な意見が聞けて面白い!勉強になります!

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