第72回 日本臨床眼科学会

10月11日から14日まで、東京国際フォーラムにて、
第72回 日本臨床眼科学会が開催されます。

臨床眼科学会は日本で一番規模の大きい眼科の学会で、口頭演題・ポスターともに約300の発表されます。(この学会の開催期間は日本中の眼科が、少し手薄な状態になります。当院は宮井副院長がいるので安心ですが。)

僕は渡部副院長は、そのうちの2演題(口頭)を担当しました。
「半導体レーザー装置CYCLO G6によるマイクロパルス毛様体光凝固術の短期成績」栗原
「低眼圧症例に対して施行した半導体レーザー装置CYCLO G6マイクロパルス経強膜毛様体光凝固術の短期成績」渡部副院長
最新の緑内障治療器機である、CYCLO G6の治療経験を観察期間を6ヶ月に延長して発表しました。CYCLO G6の発表は関西の先生でもう一演題あり、3つの演題のみでしたが、現在は導入施設が30以上に増えたようなので、来年は沢山の発表が行われると思います。
発表内容は、栗原が重度の高眼圧緑内障に対する治療として、-50%の眼圧下降が得られたこと。渡部先生は比較的眼圧の低い症例に対して-37%の眼圧下降が得られたこと。
両研究共に、重篤な合併症はないものの強い炎症を生じたケースがあり、照射方法や、治療後にしっかりとした消炎が必要であることを発表しました。

緑内障の権威の先生方と、活発な討論があり、以前の治療器での経験も教えて頂くことができ大変勉強になりました。また、開発者の方(写真2枚目)とも面談ができ(通訳を通してですが・・・。)、難治症例に関する照射法にアドバイスを頂けたので、今後の治療に役立てたいと思います。
あ

明日は朝7時半から、同学会でモーニングセミナーの講演を依頼されています。頑張ります。

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