SLTレーザー(緑内障)

今日は、9名の患者様の手術を行いました。
・白内障手術 8件
・翼状片手術 1件
・緑内障手術 1件(血管新生緑内障)
・網膜硝子体手術 1件(黄斑前膜)

緑内障手術の方は糖尿病の末期などにおこる緑内障で、重篤な疾患です。2年前に糖尿病網膜症で硝子体手術を行い、落ち着いた状態でしたが、今回、血管新生緑内障を発症してしまいました。
昔は手術成績が悪いことで知られた疾患ですが、最近はアバスチンというホルモンをコントロールする薬を併用することが多く、成績が良くなってきています。本日の患者様もきっと大丈夫だと信じています。信じたい。

今日は、緑内障の治療についてです。
急性緑内障発作などの稀な症例を除き、緑内障の治療には現在は一般的に4種類程度が行われています。

?点眼薬:もっともポピュラーな治療で、ほとんど全員の患者様に使用されます。房水と呼ばれる目の中を流れる水の産生を減らしたり、出口からの排出を増加させる作用があります。点眼薬の副作用や、毎日の点眼薬が面倒といったことはありますが、治療の中では効果、安全面や経済的にも、まず第一に検討させる治療です。

?白内障手術:閉塞隅角緑内障という病気では効果が大きく、また、他の緑内障や、普通の人でも白内障の手術後には眼圧が1?2程度下がることが多くあります。

?緑内障手術:本日行った手術ですが、リスクなども大きく、点眼薬や他の治療を行っても、どうにもならない患者様が適応になります。

他に、内服薬などもありますが、飲み薬ですので全身的な副作用もあり、手術後の短期間などに使用されます。特殊な状態や、他の病気で手術ができない場合などをのぞき、終了時が見えない場合には手術などを検討すべきと思います。

?SLTレーザー:比較的新しい治療で、房水と呼ばれる目の中を流れる水の出口付近にレーザーを照射する治療です。房水の排泄がよくなり眼圧を下げる効果があります。点眼薬を使用しても眼圧が下がらない場合や、副作用などで点眼薬が使用できない場合、毎日の点眼が面倒だという場合などに行います。

4月7日に初診となり、SLTレーザーを施行した、76歳男性の患者様が本日再診となりました。
この患者様は他の眼科様にかかりつけで、水晶体嚢性緑内障(PE緑内障)と呼ばれる緑内障です。点眼薬を4種類使用しても眼圧が32mmHg(正常10?20)と高値であり、手術をすすめられていると、セカンドオピニオンとして当院を受診されました。
手術は出来る限り受けたくないとのことで、4月7日にSLTレーザーを行いましたが、本日の眼圧は17mmHgと正常値まで低下しておりました。非常に喜んで頂き、よかったです。

医学の進歩は非常に早く、様々な治療法が日々開発されています。
点眼薬を使用しているのに、眼圧のコントロールがつかない患者様や、緑内障が悪化している患者様は、一度当院を受診して頂ければと思います。
当院では、緑内障の各治療のメリット・デメリットをパンフレットとして作成し、患者様と出来る限り相談して治療法を選ぶようにしています。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)

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