黄斑円孔? 経過

今日の午後は、小美玉市医療センターで井上先生と手術でした。
・白内障手術 6件
・翼状片手術 2件
すごーく早く終わって、3時には暇に。久しぶりに幼稚園のお迎えに行ってみました[:子供:]まぁ、ゆとりは長くは続かず、夜には網膜剥離の紹介のお電話で、明日さっそく緊急手術となりそうですが[:冷や汗:]スタッフのみなさんよろしくです。

黄斑円孔? 経過
黄斑円孔は中心部の見え方が低下する病気ですが、基本的には治療法は手術しかありません。では、手術をしないとどうなってしまうのでしょう?みんな失明してしまうのでしょうか?答えはNOです。

黄斑円孔の大まかな自然経過としては、
?稀ですが、自然治癒(穴が勝手に閉じる)する場合があります。
?同じく稀ですが、網膜剥離という病態を合併して、失明に至ることがあります。
?そして、それら以外、最も多くの場合では徐々に視力が低下し、中心部のみの見え方が奪われ、0.02とか、0.05とか、0.1以下の視力で落ち着いてしまいます。

通常は、黄斑部以外の網膜には異常が出ないため、周辺部の見え方(視野)は正常なままで、失明に至ることは殆どありません
なので、患者様が90歳とか100歳とか、あまりに高齢で、もう片方の目が問題ない場合には、「こっちの目はこのままでいいかな?」なんてお勧めする事もあります。また、発症後1年以上経ってしまった症例は、穴が閉じても視力の回復は殆ど望めないため、既に視力が0.04で病気が古くなってしまった症例なども手術は行いません。(いつから見えにくくなったかを、ハッキリ覚えている人ばかりではないので、迷う事も多々ありますが・・・。)
(当院で、開院後2年間を調べると、古いものを含めて黄斑円孔を認めた人は39名のようですが、手術をしたのは29名のようです。ちなみに手術をした全員で円孔の閉鎖を得られています。)

また、稀に自然治癒する事があると書きましたが、それは視力が元通りに戻るという意味ではありません。穴が閉じて、それ以上の悪化を認めなくなる。という意味です。例えば、発症後に半年も経ってから自然に穴が閉じても、良好な視力は望めません。
後日詳しく記載する予定ですが、黄斑円孔は発症早期に手術をするほど、視力の回復が良好なので、発症早期の患者様が見つかった場合には、通常は出来る限り早く手術をすることが多くなっています。

注)上記は一般的な特発性黄斑円孔についてです。僕たちが診察をして、自然治癒を期待することが出来そうだと思えば、少し様子とみたいと説明する場合もありますし、強度近視などで、黄斑円孔網膜剥離という失明につながるような合併症の発症リスクが高い場合には、積極的に手術をお勧めする場合もあります。詳しくは担当の先生とよく相談しましょう。

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