6月の手術実績

今日は午後が小美玉市医療センターで手術でした。
・白内障手術 8件
・結膜弛緩症手術 1件
夕方から別の開業医様で、硝子体手術に呼んで頂きました。
移動がちょっと疲れます。

さて、6月分の手術数が集計されましたので、掲載します。
6月はあちこちから、網膜剥離の紹介があったので、緊急手術が多くて大変だったイメージでしたが、数えてみると、最近のいつもと同じくらいの数でした。

手術合計 131件

内訳

・白内障手術 86件

・網膜硝子体手術 17件(糖尿病・網膜剥離・眼底出血・黄斑円孔など)
・涙器の手術 3件(NSチューブ)
・眼瞼(まぶた)の手術 3件(眼瞼下垂・さかさまつげ)
・結膜の手術 12件(翼状片・結膜弛緩症)
・緑内障手術 4件
・その他の手術 6件

レーザー手術合計 13眼
内訳
・網膜光凝固 11件(糖尿病・眼底出血などに対するレーザー)
・SLTレーザー 4件(緑内障に対するレーザー)
・YAGレーザー 2件(後発白内障に対するレーザー)

*手術数は、分院である小美玉市医療センターとの合計数です。手術数は基本的に保険診療で請求された件数です。両眼同時手術などは2件と計算しています。 白内障の手術時に、逆さまつ毛や眼瞼下垂の手術を追加で行っておりますが、それらはカウントしておりません。また、病気が古くてNSチューブが挿入できなかった症例などもカウントしていません。

抗VEGF薬 硝子体注射 12件(加齢黄斑変性症などに対する注射です。ルセンティス・マクジェン・アバスチンの合計)

ステロイド薬 テノン嚢注射 13件(糖尿病や網膜静脈閉塞症などでの黄斑浮腫などに対する注射です。トリアムシノロン)

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)

毎日暑いです!

今日も暑かったです。車のタイヤがパンクしたため、昼休みにスペアタイヤと交換したのですが、汗びっしょりで[:汗:]
熱中症の人がでるのもうなずけます。

今日のお昼は、
・白内障手術 7件
・網膜硝子体手術 1件(黄斑円孔)
を行いました。順調に終わりました。
月曜日は15時半から外来が始まるので、白内障などの簡単な手術飲みにして、網膜硝子体手術は水曜日に行っているのですが、水曜日もしばらく予約がいっぱいで、あまり遅くなってはいけない手術なので、ちょっと無理してやってみました。
一応、外来には遅れずに時間に間に合いましたが、時間が気になってヒヤヒヤするので、やっぱり水曜日の方が良いようです。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)

野菜

この間作った家庭菜園ですが、久しぶりに見てみると、ナス、トマト、ラズベリー?、いろいろ出来ています。プランターのほうも、ハーブとか、よくはわからないのですが、なんだか食べるものがいっぱい。いつの間に![:拍手:]

トマトは同僚の井上先生にもらった苗だそうです。もう少しで食べられそう。

芝生もベストコンディションです!

今晩は庭で食事?飲酒?を楽しみました[:ビール:]
夕方になると風が吹き抜けて、涼しくて気持ちよかったのですが、今、家の中で窓を開けても、蒸し暑いのはなぜだろう??

急患もなく、のんびりとした週末でした。
明日からまた頑張ろう[:グー:]

うなぎ

奇数週の土曜日は、外来を代診の先生にお願いしており、休ませていただいています。
今日は実家のある群馬に久しぶりに帰ってきました。
北関東道というものが、春に実家のすぐ近くまで開通し、いきなり片道1時間くらい短縮されました。

実家の近所でこんなものを発見。

視力表の輪が、「うなぎ」で出来ています[:見る:]
テレビでやっていましたが、今年はうなぎが値上がりしているようです。

角膜ヘルペス

毎日暑いですね[:晴れ:]
病院もエアコンを入れているのですが、節電のこともあって、過度な設定は控えています。
これまで、Yシャツ+白衣で頑張ってきたのですが、診察する医者が汗だらだらでは患者様も不快になられるかと思い、本日よりクールビズにさせて頂くことにしました。
微生物学的には、白衣で汗をかくよりも、簡単に洗濯できるシャツで、こまめに着替える方が清潔かと思いますし。
ネクタイは細菌・感染の温床として、欧米では不潔と考えられ、医師がする事がほとんどなくなっているようです。日本では、まだまだ、白衣やネクタイをした方が清潔感があるように思われる人が多いので、価値観というのは国によって違うものだなと。

角膜ヘルペス(かくまくへるぺす)

ヘルペスというウィルスをご存知でしょうか?
子供のころにかかるミズボウソウや、帯状疱疹と言って、少し元気のない人の顔や頭、わき腹などに強い痛みの伴う湿疹を起こしたりするウィルスです。
角膜ヘルペスは、そのウィルスが黒目に感染した疾患です。
感染というと、誰からうつったんだろう?と思いますが、実はほとんどの人が子供の時にウィルスに感染します。その後も、ウィルスが体の神経節という部分に住み着いてしまうのですが、この状態を潜伏感染といい、僕たちが通常の生活をしている間は、この潜伏感染の状態のままなのです。
子供の時にかかった時には、ほとんどがちょっとした風邪の症状のみだったり、人によっては何の症状もない場合もあるようです。
ストレスや、風邪をひいたのあと、癌患者など、何らかのきっかけで、体が弱っていると、ウィルスの活動性が上昇し、神経を伝って病気を引き起こします。皮膚を中心に起こると帯状疱疹、角膜に感染すると、角膜ヘルペスとなります。(厳密には、ヘルペスウィルスにもいろいろな型・種類があり、病態が異なりますが)
目の場合も、ケガをしたり、キズがある場合や、いろいろな点眼薬を使用している場合など、やはり弱っている目に起こりやすい病気です。

今日きた50代女性の患者様です。
もともとコントロール不良のドライアイ・角膜炎の患者様で1年前に他院から転院となった患者様です。しばらくは点眼薬の調整などにより調子が良かったのですが、やはり、薬をたくさん使っても、キズが出来てしまう事があり、弱った目という状況で、今回はヘルペスを発症してしまったようです。

角膜(黒目)の下の方に少し白っぽい病変があります。
見えにくいので、キズを染める薬を使用して、青い光をあてると、

こんなふうに黄緑に光って見えます。特にキズの左の方が、木の枝わかれのよう見えますが、樹枝状病変(じゅしじょうびょうへん)といって、角膜ヘルペスでは、かなり特徴的な病変です。
症状としては痛みや、キズの部分が濁りますので、中心部まで病変が広がると視力が低下します。
検査では、診察所見や病歴の他に、角膜の知覚が低下することなどを調べます(触ってもあまり痛くない)。精密な確定診断をするときには、ウィルスの遺伝子を調べたりするのですが、保険診療では行えないため、非常に重篤な場合などに限られます。

治療法は抗ウィルス薬の軟膏や、飲み薬、他の目薬などを病変の状態や、ウィルスの活動性により使い分けて治療します。
多くの場合は、治療への反応がよく、治っていくことが多いのですが、もともと弱い目に起こる病気で、ドライアイなど慢性の病気が原因ですので、再発を繰り返してしまうことが多いのも特徴です。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)